楽器のお話

ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバの違い

「ガンバ」とは脚(英語のleg)のことです。「脚で支えて演奏する弦楽器」が原義。

日本語でいうチェロ、イタリア語では Violoncello と言って、

Viol(a) 弦楽器 + on(e)大きな + cello 細かい、

小さな(細かい)大弦楽器ということになります。

 

 

中近東で誕生した「ウード」が西洋に渡り「リュート」となった。

スペインで楽器を弓で弾くようになりヴィオラ・ダ・ガンバが誕生。

ルネッサンス時代にもっとも活躍した楽器と言われています。

 

スペインからヨーロッパ各地へ広がり、イタリアではミサの合唱の音取りの役割もあった。

フランスではダンスの伴奏、イギリスでは「コンソート」と言って、王宮で様々な大きなのヴィオラ・ダ・ガンバを用いて合奏が流行った。

 

ヴィオラ・ダ・ガンバはコントラバスも同じヴィオール属に属し、様々な大きさのものがある。

主なものは、ディスカント(ソプラノ)、テノールとバスである。本人が使っているバスヴィオラ・ダ・ガンバは自身で作ったものである。

 

ヴァイオリンは民衆の楽器、ヴァイオラダガンバは王宮の楽器と言われている。

イタリア語で弦楽器の総称として用いられていたヴィオラ "Viola"

これが小さくなったものが "Violino"英語になりヴァイオリンとなった。 

ヴィオラ・ダ・ガンバ製作中の一コマ 

バロックヴァイオリンと(モダン)ヴァイオリンの違い

 バロックヴァイオリンは繊細な音のため、フランス革命後より大きな音を出すために、いくつか楽器が変更されました。

弦の素材が、羊などの動物の腸からスチールまたはナイロンになった事。弦の張力を増やすため、楽器に対して竿の部分の角度がついたこと。そのため、駒の高さが変わりました。弓の形状も、弓の形(真ん中が膨らんでいる)から反対の真ん中が凹んでいる形に変わった事。など。

音が大きくなった代わりに倍音が少なくなったと言われている。

〜余談〜

あれ?っと思うイタリアでの音楽用語

イタリア語の音楽用語日本で習っていたときはイタリア語と聞いていたのにイタリアでは違うものや音楽用語のイタリア語での意味など。
フェルマータはコロナ「王冠」と言います。

ピッコロはオッタヴィーノ 「一オクターブ(上の音が出せる)小さい(楽器)」、

ファゴットの名前は束ねるという "infagottare" という動詞から出来ている。